本名オスカー・フォン・ロイエンタール
ミッターマイヤーと並び称される帝国の双璧。
金銀瞳色(ヘテロクロミア)を持つ提督で下級貴族に生まれる。
帝国の提督の中でも、政戦両略をこなす事ができる稀有な存在。
戦争においては、ガイエスブルグでの帝国最強のオフレッサーとの
白兵戦や同盟最強のローゼンリッターのワルター・フォン・
シェーンコップとの一騎打ちを引き分け、
艦隊運用レベルでの戦術面ではアスターテ会戦やアムリッツァ会戦など
数々の武勲をあげ、対要塞ではヤンの率いるイゼルローンを苦しめ、
戦略面では帝国から独立後にミッターマイヤーと戦うなど、
あらゆるレイヤーをこなす事ができる。
また政略面でも、統治した当時はレンネンカンプの失政により
帝国に対して反乱の兆しのあった旧同盟領を治める事に成功する。
仕事はバツグンにでき、その容姿や雰囲気から異性にももてまくる。
こうやって書いてると、『なんだ、このやろー!羨ましいぞ!』って
叫びたくなるなー(苦笑)
色んな分野の能力のバランスが取れてるっていう意味では、
銀河英雄伝説の中でも1、2を争う。
だからこそ帝国征服後の同盟領を任されたんだろう。
だが、、、
意外と前半は影が薄いんだよね
特にキルヒアイスが活躍している間は、物語中では
すごい提督とされながらも印象が薄い。
そう感じません?
前半はラインハルトとキルヒアイスについて
取り上げるという物語の構成面での問題から、
いた仕方ないっていう部分はあるかもしれませんが。
キルヒアイスが舞台から去った後に、活躍の場が広がるイメージです。
そしてより強く感じるのが、様々な能力に長けながらも
『彼は幸せだったのだろうか?』という疑念。(こんな
事を言われたいキャラではないでしょうが。)
ラインハルトに背いた後、
仮にミッターマイヤーに勝っていたら?
ラインハルトに勝っていたら?
彼は何を作りたかったのでしょう?
彼独自の何かを作りあげる事はできたのでしょうか?
彼が幸せと感じたのは
・自分を慕ってくれる女性といる時、
・唯一無二の友達であり気の置けないミッターマイヤーといる時、
・敵と戦っている時、それも自分と同程度かそれ以上の力を
持っていた初期の同盟や帝国貴族、ヤン艦隊やラインハルトである時
彼は誰かとの相対の中で、比較をしてこそ幸せを感じた
人間ではないでしょうか?
もちろん一人でいる時が常に最高に幸せなんて
寂しい限りですが、そういう事を言いたいのではなく、
『自分の中から幸せを作りあげ、それを誰かと
共有する事ができたのか?』という事です。
人が幸せになるためには?という視点で
彼を見つめた時、また新たな視野が
広がる気がしますが、いかがでしょうか?
では、今宵はこの辺りで。

